日本から約5時間と気軽に行ける距離にある美しい海辺のリゾート、フィリピン・セブ島。
観光地として栄えているセブ島の治安は?日本とは違い、海外で安全に生活を楽しむためには、最低限の注意事項は必要です。
セブ島の治安と、注意点等をまとめました。
① セブの治安は?
欧米留学の一番人気都市「ロサンゼルス」と「東京」「セブ島」を比較してみました。
「セブ」と「ロサンゼルス」の犯罪率、日中の安全率の数値はほぼ同じ。「東京」はやはり治安が良いことがわかる。
在フィリピン日本国大使館には,旅行者に限らず,在留者からも,毎年,強盗, 窃盗(スリ,置き引き),詐欺等の被害や様々なトラブルに遭ったとの報告が寄せられている。
しかし、犯罪に遭わないための基本的な心がけ(危険な場所や時間帯を避ける等)を守り,あるいは適切な犯罪防止対策を事前に講じていれば,多くの被害に遭わずに済んだのではないかと思われるケースがある。
ついては,フィリピンもしくは他国の犯罪の特徴等を認識し,日常生活において適切な防犯対策を講じることにより,犯罪被害を未然に回避・予防することが大切です。
② フィリピンの主な犯罪
(1)フィリピン国家警察(Philippine National Police/PNP)によれば,フィリピン全土 には密造銃,未登録などの違法拳銃等は110 万丁以上出回っており,犯罪に用いられていることや,一般市民でも,警察へ銃の登録・許可を得ることにより,合法的に銃の所持・携行が認められる。
フィリピン国家警察が発表した犯罪統計によれば,2015 年のフィリピン全土の犯罪発生件数総計は約 68 万件であり,このうち,殺人事件は約 1 万件,強盗事件は約 8 万件と,殺人事件の発生率(発生件数を人口で除したもの)は日本の約 13 倍,強盗事件 は約 14 倍となっている。
ア)ショッピング・モール,公共交通機関(ジプニー,トライシクル)等を利用した際のスリ被害,ホテルやレストランでの置き引き。特に,財布,スマートフォン,タブレット端末,ウエストポーチ, セカンドバッグ等の窃盗被害が目立つ。
イ)繁華街や路上で,急に子供たちに取り囲まれ,小銭等をせがまれて, 気を奪われている隙にバッグなどの中から財布を抜き取られる。子供だからといって,くれぐれも気を許すことのないよう注意が必要。
ウ)睡眠薬強盗 老若男女のフィリピン人が親切そうに近付き,言葉巧みに近寄り話しかける。頃合いを見計らってレストランや自宅等に案内し,睡眠薬を混入させた食べ物・飲み物を勧める。また,1 日~数日行動を共にし,信用させた頃に犯行に及んだ事例も報告がある。
エ)イカサマトランプ詐欺 トランプのポーカーゲームで賭けをして大金を取られる詐欺行為。フィリピン人に声を掛けられ、自宅に呼ばれてポーカーゲームをする。最初はゲームに勝っていたが、最後は大負けして大金を請求される。アジア特有の詐欺行為。
【犯罪の被害に遭わないための主な対策と心構え】
● 一人で出歩かない。夜間の不用意な外出は避け,外出する際は複数名で行動する。
● 多額の現金,パスポート等の貴重品を持ち歩かない。やむを得ず貴重品を携行する際には,1つのバックに
入れず分散して携行する。
● 手荷物から目を離さない。
● 人前で財布,スマートフォン等を見せない・使わない。
● 公共交通機関(バス,ジプニー等)の利用は避ける。
● 外出時は周囲の人の動きを常に注意する。
● 露出度の高い服装,挑発的な服装の着用は控える。
● 見知らぬ人に声をかけられても絶対について行かない。
● 薄暗い公園・路地裏などの人気のない場所は避ける。
● 相手から出された飲み物は不用意に飲まない。
● できるだけ鞄は身体の正面で持つ。
● (特に男性)ズボンの後ろポケットに無造作に財布を入れない。
● 万が一の場合は絶対に抵抗せず,要求された金品を差し出す。生命を最優先に考え落ち着いて行動する。
③ その他
1)テロ事件(特に爆発事件)に遭遇した場合
・パニックにおちいらず,冷静に行動する。
・爆発音を聞いたら,姿勢を低くして周囲の状況を確認後,退避する。(退避用に非常口を予め確認しておく。)
2)地震,台風,火山等に遭遇した場合
・フィリピンは,地震,台風,火山等による大規模な自然災害が年間を通して発生する危険性が常にあります。毎年,台風が上陸し,そのたびに交通機関は麻痺し,家屋の浸水,道路の冠水,高潮,土砂崩れ等多くの被害が発生します。平時から緊急事態に備えた心構えが大切であり,日頃から情報収集を行いリスクを削減する。
④ 緊急連絡先 ( 市 外 局 番 0 3 2 )
(1)警 察 TEL:166 救急車 TEL:161
(2)病院(日本人が利用する主な医療機関)
・セブ・ドクターズ・ホスピタル(代表)・・・・・ TEL:255-5555
(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク)・・・・・・・・ TEL:318-6507
・チョン・ホア・ホスピタル(代表)・・・・・・ TEL:255-8000
(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク)・・・・・・・・ TEL:318-6057
・マクタン・ドクターズ・ホスピタル(代表)・・・ TEL:341-0000
(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク)・・・・・・・・ TEL:318-6063
・在フィリピン日本国大使館・・・・・・・・・・ TEL:551-5710(代表)
・邦人保護ホットライン/24 時間対応)・・・・・ TEL:551-5786
※参考:在フィリピン日本国大使館情報